2012/10/31(Wed)
以前は水が存在したことはないと考えられていた月だが、ここ数年の研究で水が比較的多い環境であると確認されている。ただし大きな疑問が残っている。その水分、より正確には氷を含む物質はどこからやってきたのだろうか。


の答えとなるかもしれない新たな研究が発表された。月の水は、太陽風に乗って宇宙空間を渡ってきたとする内容だ。今まで不明だった内太陽系の天体に水がもたらされた経緯の説明や、今後の宇宙計画において水やロケット燃料を作り出す新たな手法のヒントになる可能性がある。

地球や月を含む内太陽系の天体に水がもたらされた経緯について、これまで唯一知られてきたのが、水分の多い小惑星や彗星が遠く離れた宇宙空間から凍結線 を越えて飛来し、天体に衝突するというものだった。凍結線とは太陽から離れて受ける熱が少なく、水が氷結してしまう境界線を指す。

ところが今回の研究を率いたテネシー大学の惑星科学者ヤン・リウ(Yang Liu)氏によれば、NASAのアポロ計画で宇宙飛行士が持ち帰った月の石に、水と水の前駆体分子であるヒドロキシ基(水酸基)が閉じ込められていたこと から、水が運ばれる別の形を見つけたという。水は水素原子2つと酸素原子1つが結びついた物質で、ヒドロキシ基は水素原子1つと酸素原子1つが結びついて いる。

リウ氏の研究チームが地球や小惑星や彗星の水と比較したところ、月の水およびヒドロキシ基分子には驚くほど重水素が少ないと判明した。重水素とは文字通り水素原子よりもやや重い同位体だ。

となると、月の水を構成する水素はどこから来たのか。唯一の可能性として研究チームが結論したのが、太陽系内でただ一つ重水素が残らない天体の太陽だ。

研究論文によれば、通常の水素が太陽風によって月面に運ばれ、そこで酸素と反応して水や水酸基になったという。

ニュース - 科学&宇宙 - 月の水は太陽風が運んだ?(記事全文) - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト(ナショジオ)

月に水が存在していたという驚くべき研究結果だが、最近の月ニュースも面白い。しかも、太陽風にのって宇宙空間をわたってきた。月の水が元々、太陽にあったという。水を構成する要素なので、水という個体の話ではないわけだが、中々、面白い研究論文だ。ただ、オールドの雲から彗星で運ばれてきた説のほうが面白いと思う。

太陽系外宇宙に存在する無数の天体。その天体の温度は太陽の光がほとんど届かないため氷点下の世界。氷の惑星がいくらでもあるわけだ。その氷が彗星によって運ばれて月や地球に落下したというほうがわかりやすい。

 宇宙大好き at 2012/10/31(Wed) 13:29コメント(0) 
2012/10/17(Wed)
「ダイヤモンドの惑星」発見、地球から40光年 仏米研究チーム
2012年10月12日 11:59 発信地:ワシントンD.C./米国

【10月12日 AFP】地球からそう遠くない恒星系に「ダイヤモンドの惑星」が存在するとした仏米合同チームの論文が、
11日の英学術誌「Astrophysical Journal Letters」で発表された。

「かに座55番星e(55 Cancri e)」と呼ばれるこの惑星は、地球からわずか40光年の距離に位置し、
その大きさは地球の約2倍、質量は8倍に上るという。
2011年に初めて観測され、これまでは地球と似た化学構造をしていると考えられていた。

だが詳しい分析の結果、その構造は地球とは全く異なることが分かった。
研究を率いた米エール大学(Yale University)の博士研究員ニック・マドゥスダン(Nikku Madhusudhan)氏は、
「この惑星の表面は水や花崗(かこう)岩ではなく、グラファイトとダイヤモンドで覆われている可能性が高い」と述べている。
また水は全く存在しないとみられ、総質量の最大3分の1がダイヤモンドで構成されている可能性もあるという。

「ダイヤモンドの惑星」は過去にも発見されているが、太陽に似た恒星の周りを公転し、
詳細な化学構造が特定された惑星は初めてとなる。

研究チームは、恒星の前を横切る惑星の観測データからその半径を算出し、
また質量の推定データと合わせて惑星の構成要素を割り出した。

かに座55番星eの公転速度は非常に高速で、地球が太陽を1年かけて公転するのに比べ、この惑星はわずか18時間で親星の周りを一周する。 また、恒星との距離が非常に近いため、地表の平均温度は摂氏2148度にも達し、生命の維持には全く適していないという。

今回の発見により、宇宙には当初考えられていたよりもはるかに多種の惑星が存在することを示す証拠がまた1つ増えたとされた。

「ダイヤモンドの惑星」発見、地球から40光年 仏米研究チーム  写真2枚 国際ニュース : AFPBB News

宇宙には驚くべき天体現象がたくさんあることは今までの記事でも紹介してきたが、今回はダイヤモンドの惑星である。表面や水やグラファイトとダイヤモンドで覆われている。まあ、実際にダイヤがきらきら輝くのは加工していないのでおそらくないとおもうが、想像するだけでとてもユニークだ。

SF映画や、星新一の短編集に出てきそうなダイヤモンドの惑星が実在するというだけでも夢が広がる。こういうのを見れば、人類の常識があくまでも地球内のものに限られているのがわかる。海の表面というものは制覇しても、海底がまだまだ無理なわけだが、それでも地球が丸いことは知っている。宇宙は膨張し続けているそうだが、太陽系の大航海時代はまだまだ先の話だ。

 宇宙大好き at 2012/10/17(Wed) 06:19コメント(0) 
2012/10/01(Mon)
国際天文学連合(International Astronomical Union、IAU)は21日、天文学で用いられる 距離の単位「天文単位(Astronomical Unit、AU)」の長さとして新たな数値を採用したと発表した。

天文単位は太陽と地球との平均距離で、天体間の距離を表すために使われる。 これまで天文単位はモデルや観測などに基づいて経験的に決められてきたが、 3メートルの誤差があったという。

今回のIAU決定により、天文単位の長さは1億4959万7870.7キロメートルになった。 北京(Beijing)で8月20~31日に開かれたIAU総会で承認された。

「1天文単位は1億4959万7870.7キロ」、国際天文学連合が新数値 国際ニュース : AFPBB News

素人にとっては1億5000万キロでいいじゃないかと思うわけだが、3mの誤差というのは宇宙の広さからいうとかなり大きいかもしれない。従来の100天文単位と、新しい基準では300mと異なるわけだ。300mなんてただの誤差と思うかもしれないが、数値というものはわりとしっかり定義づけされてないと、他の単位との整合性の問題が出てくる。

これでパーセクが変わるとは思えないが、宇宙で使われる単位はどれもこれも壮大すぎるので、1億5000万キロが、ただし、1億4959万7870.7キロメートルになったと言うことでいいと思う。

 宇宙大好き at 2012/10/01(Mon) 18:30コメント(0) 
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