2014/05/30(Fri)
24日正午すぎ、国産の主力ロケット「H2A」24号機は種子島宇宙センター(鹿児島県)を離れ、青空に姿を消した。

発射場から3・6キロ離れた建物の屋上で打ち上げ成功を見届けた関係者らは「すごい」「感動した」と口々に語りながら空を見上げた。

搭載された「だいち2号」とともに、宇宙に送り出される小型衛星の一つで、地表を撮影する高解像度カメラを載せた「RISING―2」を東北大と共同開発した北海道大の高橋幸弘教授は「バリバリという音が心臓に響き、胸のドキドキと重なった」と興奮した様子。

2009年に打ち上げた1号機は故障により観測できなかったため、「今度は成功してほしい」と期待を込めた。別の衛星を担当した日大大学院の三田恭平さん(24)は「つい最近まで触っていたものがあれに載っていると思うとすごい。 仲間に写真を送ってあげなきゃ」と笑顔を見せた。

http://www.nikkei.com/article/DGXNZO71727640U4A520C1CC0000/

24日に日本のH2Aロケットが打ち上げられた。今の成功率は95.6%とかなり高い数値なので打ち上げを見ているにも安心感がある。しかし、ロケットの打ち上げというのは長年の技術の積み重ねがなければ、中々,安定しない。こうして、日本が商業用にH2Aを打ち上げるようになったのも、JAXAや三菱重工をはじめとする日本の宇宙関連技術者の成果である。

ここまで来るにも大変な道だったわけだが、日本の宇宙技術は日本の物作り結晶であることを多くの日本人が知る必要がある。東京スカツリーもそうだが、大きな建造物には様々な最新技術が使われている。

 宇宙大好き at 2014/05/30(Fri) 12:24コメント(0) 
2014/05/29(Thu)
「H2A」打ち上げ成功 災害監視衛星を軌道に投入


三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は24日午後0時5分、種子島宇宙センター(鹿児島県)から国産の主力ロケット「H2A」24号機を打ち上げた。

災害監視などに使うJAXAの陸域観測技術衛星「だいち2号」などを搭載。発射から約16分後にだいち2号を分離して予定の軌道に投入し、成功を確認した。

だいち2号はレーダーで地上のわずかな変化を観測する。地震や津波、地盤沈下などの災害の監視や対策に役立てるほか、森林伐採やインフラの監視などにも利用が期待される。 2011年に運用を終えただいち1号の後継機で、性能を大幅に高めた。

H2Aの打ち上げは今年2月以来。 18回連続の打ち上げ成功で、H2A単体での成功率は95.8%(24機中23機)となった。国際的な信頼性の目安とされる95%を維持している。 ロケットの国際的な信用度が一段と高まり、海外の人工衛星の受注獲得に向けて弾みがつきそうだ。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG2201X_U4A520C1000000/

日本のロケットの打ち上げも最初はかなり失敗続きだったのだが、しっかりとした基礎技術を発展させてきた成果が21世紀にはいって急激に出てきている。このようなH2Aの打ち上げの高い成功率もそうだが、気象衛星ひまわりの活躍などは私たちの生活を便利に変えてきた。今では衛星はGPS機能がついており、自分がどこにいるかがすぐに特定できるようになっている。

何はともあれロケットの打ち上げにはロマンがある。何度見ても発射する前はらはらする。


 宇宙大好き at 2014/05/29(Thu) 10:02コメント(0) 
2014/05/16(Fri)
初期宇宙の成り立ちを説明する“決定的な証拠”が発見され、高い評価を受けていた。ところが、この発見は間違いだったのではないかという風評が広がっている。

3月、ハーバード大学のジョン・コバック(John Kovac)氏率いるBICEP(Background Imaging of Cosmic Extragalactic Polarization)2チームが、アルベルト・アインシュタインが予言した宇宙の“重力波”の観測に成功したと発表し、世界中で話題をさらった。宇宙は誕生直後から指数関数的に膨張したという通説が裏付けられたかに思えた。

研究チームは南極の望遠鏡で観測を行い、ビッグバンの名残である宇宙マイクロ波背景放射(CMB)と交差する驚くほど強力な重力波の痕跡を発見したと報告した。CMBは天空の全域に広がっている。

現在、この主張が批判にさらされている。フランス、オルセー理論物理学研究所 (Laboratory of Theoretical Physics of Orsay)の物理学者アダム・ファルコウスキー(Adam Falkowski)氏は12日、素粒子物理学をテーマにしたブログで、「専門家はBICEP2チームの間違いをはっきり指摘している」と発言している。

◆争点はちり

ファルコウスキー氏の指摘は基本的に、天の川銀河のちりから放出されるマイクロ波の影響と天空の全域に広がるちりから放出されるマイクロ波の影響を混同しているというものだ。CMBと交差する重力波を観測したと主張する場合、2種類のマイクロ波を慎重に区別し、分析の対象から外さなければならない。

BICEP2チームは“間違いを認めた”とファルコウスキー氏は主張しているが、コバック氏とチームの一員であるミネソタ大学のクレメント・プライク(Clement Pryke)氏は「Science」誌と「New Scientist」誌で否定している。プライク氏は「Science」で、ファルコウスキーの主張は“全くのでたらめ”だと切り捨て、研究結果を覆す意思がないことを明確にしている。

ただし、プライク氏は同じ「Science」で、チームが作成したちりの地図はある学会の発表に基づくもので、ヨーロッパの人工衛星プランクが観測した公のデータに基づくものではないとも述べている。これが研究結果を不透明にしているのは確かだ。

とはいえ、南極での観測は比較的ちりが少ない条件だったと思われる。また、コバック氏は4月にマサチューセッツ工科大学(MIT)で研究結果を発表した際、BICEP2が続けている観測の初期の結果も重力波の発見を裏付けるものだと示唆している。

◆揺らぐインフレーションの証拠

アメリカ、ボルチモアにあるジョンス・ホプキンス大学の物理学者マーク・カミオンコウスキー(Marc Kamionkowski)氏は、衝撃波の観測は“インフレーションの動かぬ証拠”だと評価している。インフレーション理論では、初期の宇宙が誕生から1 秒足らずで想像を絶する大きさまで膨張したと想定されている。

BICEP2チームが発表した研究結果は4月にもインターネット上での批判を切り抜けている。チームが観測したという重力波は実際には銀河の“電波のループ”が生み出したものだと、3人の宇宙学者が主張したときだ。この批判は収まり、新たなうわさに取って代わられたようだ。

10月には人工衛星プランクのチームがCMBの最新の地図を公表することになっている。BICEP2チームが観測した重力波の影響が確認されれば、現在の争いも収束するだろう。南極やチリでは同様の目的で別の研究が進められている。BICEP2チームの研究結果を最終的に裏付ける発見があるかもしれない。

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140515004

有力視されていたインフレーションの証拠が嘘かもしれない。素人にはかなり難しい話題ではあるのだが、重力波の影響が鍵を握るようだ。ただ、これは宇宙膨張理論が誤りというのは行き過ぎた解釈に思える。

これが誤りであるのは、あくまでも観測の仕方ではないだろうか。かなり漠然とした観測方法であるので、この辺りが整理されれば、他の科学者も納得できる証拠になり得る気もする。もっとも、素人では二つの観測の違いもよくわからないが。

 宇宙大好き at 2014/05/16(Fri) 11:14コメント(0) 
2014/05/01(Thu)
NASAと産業界、学識者らによるパネルが算出した大まかな見積もりによると、宇宙飛行士を火星へ送るのにかかる費用は、F-35戦闘機の開発および飛行にかかる費用と比較するとほんのわずかで済むだろうという。 詳細は、4月22日からワシントンD.C.で開かれている「第2回火星有人探査会議(Humans to Mars conference)」で発表される。

20年にわたる火星への有人探査計画は、莫大な費用がかかることに違いはないが、パネルの出した結論は、過 去に噂されていた1兆ドル(約102兆円)という予想よりははるかに低い数字だ。 それどころか、インフレ率を計 算に入れたとしても、現行のNASAの予算内で十分まかなえると見られる。加えて、諸外国からの支援も期待でき そうだ。

◆ 1兆ドルは都市伝説だった?

専門家らによって構成されたパネルによると、火星への有人探査を目的とした20年計画にかかる費用の総額 は、800~1000億ドル(約8兆1600億~10兆2000億円)の間だろうという。 NASAは現在、年間40億ドルを探査プロ グラムに費やしており、その多くは、将来火星やその他深宇宙を目指す有人飛行を目的としたオリオン宇宙船や 新たなロケット開発に使われている。
また、低軌道の国際宇宙ステーションの管理維持にも、さらに40億ドル近 くを使っている。

火星の有人探査に1兆ドルかかるとの噂は、10年前にいい加減な報告と不正確な計算から生まれたもので、そ れが何度も繰り返し伝えられて広まった都市伝説だと思われる。 一方、遅延など問題を抱えるF-35戦闘機プログ ラムは本当に1兆ドル以上かかってしまうかもしれないと、政府監査院は見積もっている。

その巨額の火星探査伝説が生まれてから10年が経過した今では、技術が向上し、NASAと民間の宇宙関連企業が 低予算でロケットを開発、飛行させることが可能になってきたと、NASAの上級科学者であり、 パネルの一員でも あるハーリー・スロンソン(Harley Thronson)氏は話す。また、少なくとも探査ミッションの初期段階では、火 星で計画していた様々な活動をいくつか削ることも視野に入れている。

「火星到達の暁にはやってみたいと思っていた活動全てを実行する必要はない。まずは火星へたどり着き、戻っ てくるというのが重要だ。基本的なことだけに集中すれば、予算を大きく抑えることができる」と、 スロンソン 氏は話す。それに、予算の一部を外国のパートナーや民間企業に負担してもらうという方法もある。これに対し て、アポロの月面着陸は全てアメリカの納税者によってまかなわれていた。

このパネルメンバーで、エアロジェット・ロケットダイン(Aerojet Rocketdyne)社のジョー・カッサディー (Joe Cassady)氏も、火星探査がアポロ計画と同様である必要はないとしている。 火星計画は20年かそれ以上 という長い年月をかけて徐々に進められ、その間に技術は進歩するし、国際宇宙ステーションや他の宇宙ミッシ ョンの経験から学んで生かせることも多い。

◆政府の足並みがそろう

NASAのチャールズ・ボールデン(Charles Bolden)長官は、2030年代前半の火星有人探査実現に備えること を、NASAの最重要課題のひとつとして挙げており、オバマ大統領もこれに賛成意見を表明している。 さらに、様々な案件で激しく分裂している連邦議会でも、両サイドで同計画への支持が出揃っている。今月初 め、下院宇宙小委員会は超党派でNASAへの予算案を可決した。

◆懸念の声も

しかし、火星探査がお値打ちかどうかをめぐっては、対立意見も根強い。ジョージ・ワシントン大学宇宙政策 研究所のジョン・ログスドン(John Logsdon)名誉教授によると、 NASAの顧問委員会のメンバー数人が先週、予 算の制限を理由に、2030年代のうちに火星へ着陸するという目標はどれも非現実的であるという考えを表明し た。 ただし、着陸せずに、火星を周回して戻ってくるだけなら可能だろうとしている。

もちろん、火星でもどこでも、有人探査の必要性を疑問視する科学者は今でも多い。NASAでスロンソン氏の補 佐をしていたジュリオ・バーシ(Giulio Varsi)氏は、 運転手の要らない自動車、無人航空機、バーチャルスポ ーツなどが急速に発達している今だからこそ、遠隔操作による探査の可能性を探るべきだと考えている。

http://www.nationalgeographic.co.jp/smp/news/news_article.php?file_id=20140424002

火星に行くのにお金がかかるというニュースだが、調査をかなり限定すれば、現実的な金額でいけるかも知れないという。問題は懸念の声に書いてあることだ。確かに火星の有人飛行を試す理由はない。なぜなら、冷戦の背景があった時代のような宇宙開発競争は行われておらず、もし、アメリカが火星に一番乗りしたとしても、それがアメリカの権威を高めることになっても、何千億ドルといった税金を投入する意義をもたないためだ。それなら、もっと人類のために役立ちそうなミッションで使う方が良いだろう。

また、遠隔操作技術の向上が目まぐるしいので、火星に無人偵察機を送った調査はそれなりに結果を出している。これは過去では考えられなかったことだ。何万キロ離れた場所でも、カメラを通して鮮明な画像が送られてくる。このような技術開発を進めていく方が役立つと思われる。

 宇宙大好き at 2014/05/01(Thu) 20:06コメント(0) 
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